ビノレルビン点滴
2016年7月7日。化学療法1クール目第2週は、ビノレルビンのみの点滴日です。
ビノレルビン自体の量は少なく、前後の生理食塩水点滴を含めても30分くらいで治療はおしまい。
5日間も点滴台を引き連れていたシスプラチンと違って、全然煩わしくないのが嬉しい〜。
と・こ・ろ・が
ビノレルビン点滴中になんだか流れが悪くなり、あとちょっとで終わるはずのお薬が減っていかない事態が発生!
痛くなってきたのに
だんだん点滴されている血管に痛みを感じ始め、看護師さんに「痛くなってきました!」と訴えたのですが、このとき付き添っていた看護師さんはちょっとぼんやりしている新米さんだったので、対応が遅く…
どんどん腕の痛みが強くなり、脂汗が流れるほどに。
異常を察知した他の看護師さんたちが集まってきて、あと少量の薬剤をなんとか流し切るか、このまま中止して針を抜くか、担当医を呼ぶか、等々相談を始めました。
結局、ちょっと針を持ち上げるように支えると点滴が流れるようになり、最後までビノレルビンを投与し終えることはできました。できましたが、すっごい腕が痛い…(涙目)
私の血管、大丈夫なのぉお〜!?
長引く血管痛
血管の痛みというのは初めて経験しましたが、鈍痛がず〜〜っと続く感じで、我慢できない痛みではないものの、はじめの数日は睡眠を妨げる程度には痛かったです。
血管痛にはステロイド軟膏が処方されましたが、全く効いた気がしないので、ほとんど塗りませんでした。
眠れない夜に、生理痛用に処方されていたロキソプロフェンを飲んでみましたが、これも全く効かず。痛み止めが効かない種類の痛みだったんでしょうか。
患者自身が毎日記録する体調管理表(体温・血圧・体重・お通じ等)以外に、私には「血管の痛みの程度」を記録する用紙が渡されました。
書き方は自由だったので、「かなり痛い」「そこそこ痛い」「ほのかに痛い」「かすかに痛い」などとテキトーな感じでつけていたため、後で見返しても「ほのか」と「かすか」とどっちが痛みの度合いが強いのかよくわからない(笑)
結局、血管の鈍い痛みが完全に消えるまでには2ヶ月以上を要しました。
初めての外泊
多少のすったもんだがあった化学療法2週目でしたが、血管痛以外の副作用は特になく、その週末に外泊の許可が下りました。入院から約3週間が経ち、初めての外泊です。
化学療法の副作用である骨髄抑制が起こり始め、白血球数が減ってきているので、十分注意するようにとのこと。
- 人混みには行かない
- マスクをつけ、手洗いうがいをこまめに
- ホコリやカビを吸わないように
- 怪我をしない
- 刺し身などの生ものは食さないほうが良い
等々、細かくご指導いただきました。趣味の乗馬は化学療法中はおあずけです。
土曜の朝、夫に車で迎えに来てもらい、いざ自宅へ♪
湯船にゆっくり浸かれる喜び…(病院の風呂はシャワーのみ)
野菜サラダを山盛り食べられて満足〜(病院食では出ない)
そして何よりも、愛犬(ボーダーコリー・メス11歳)に会えたのが嬉しかったのですが…
毛玉ができていたのでハサミでチョキチョキしたら犬の皮膚まで切ってしまい(!)3針縫う大怪我を負わせてしまいました(号泣)ごめんよぉ犬ぅ…
なんのために帰宅したんだ!私のバカバカ!!
日曜日、動物病院から帰ると、もう私は病院に戻らなくてはならない時間に。
慌ただしく夫に車で送ってもらい、また入院生活に戻ります。
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