目次
呼吸器外科から呼吸器内科へ
確定診断までお世話になった呼吸器外科の先生によると、ステージ3bは手術の適応外とのこと。
バリバリの外科部長だったその先生は、腕を振るうことができないのをちょっと残念そうに、私に「今後は呼吸器内科のほうにかかって下さい」と告げました。
それから、「呼吸器内科では厳しいことを言われると思いますが…」とも。
死の受容
人の「死の受容」プロセスには5段階あるんだそうです。
1.否認→2.怒り→3.取引→4.抑うつ→5.受容
「受容」にたどり着くまでに、多くの場合約2週間なんだとか。
私も健康診断で腫瘍が発見されてから3週間が過ぎ、すっかり「受容」モードになっていました。
さて、呼吸器内科で担当となった先生に
- 手術も放射線治療もできない。化学療法となる事
- 完治のための治療ではなく、延命治療である事
を、まず念押しされました。
呼吸器外科の先生がおっしゃっていた「厳しいこと」ってこのことかぁ…
特にショックを受けることもなく、「私は痛いのや苦しいのがとても苦手なので、あまり辛くなくQOLを重視した治療が受けたいです」とざっくり希望を述べました。
延命治療の選択
EGFR陽性変異には「分子標的薬」という飲み薬が使えます。
当時選べる薬はイレッサ・タルセバ・ジオトリフの3種類。
エクソン19欠失の患者にはジオトリフをおすすめするのが病院の方針だそうですが、このとき治験の患者を募集していて、その内容は「イレッサのみ」と「イレッサ+抗がん剤」のいずれかのグループに振り分けられるというもの。
その治験に参加する手もあるとのことでした。
治験に参加せず、イレッサを使うのもアリ。
タルセバは脳転移がある場合におすすめで、私の場合は選択肢に入らないらしい。
つまり、
- ジオトリフ
- イレッサの治験参加
- イレッサ(治験ではない)
の3択ってことですね。
「次回の診察までにご家族とも相談して決めてきて下さい」と言われ、資料をいただいて帰りました。
コメント