2018年10月からタグリッソの服用を始めたコケ子。
開始直前の腫瘍マーカーCEAは6.6でしたが、開始1ヶ月後には2.6まで下がりました。
タグリッソの効果
その後のCEAの推移は以下の通り。
徐々に数値が下がり、5ヶ月後の2019年3月には1.1に。
たまに1.5くらいになるとドキッとします(汗)
だって脳転移発覚時は2.2、肺内多発転移発覚時は1.4と、そんなに高い数値じゃなかったんですよね…
私の場合は2.0以上になったら要注意なんじゃないかと思うのです。
もちろんマーカーの値が全てじゃないし、病勢はCT等の画像と併せて総合的に判断すべきですから、CEAの微妙な増減に一喜一憂しないよう、自分に言い聞かせています。
なお、CTで見ると、最初の数ヶ月で小さい点々のいくつかは見えなくなり、観察していた1cm超えのものはある程度縮小しました。いわゆる「部分奏功(PR)」というやつですね。
全部消失しないかな〜と期待したものの、少し小さくなった後は変化なし。
がん治療では「変化がない(増大しない)なら薬が効いている」とみなしますから、かれこれ3年以上タグリッソを飲み続けています。
タグリッソの副作用
よく起きると言われる皮疹や爪囲炎・下痢は、私には現れませんでした。
あ、下痢は1ヶ月に1回程度はある…けど、多分薬の副作用ではないと思います(単に食べ過ぎ飲みすぎ)。
私に起きた副作用(と思われるもの)は以下の通り。
・クレアチニン上昇
0.8〜0.9程度、やや高い状態が続いています。
・AST、ALT上昇
基準値よりやや高い状態になったり、基準値内におさまったり変動しています。
・血圧上昇
もともと低血圧気味だったのが、徐々に普通になり、最近は至適血圧を少し上回るように。
・皮膚乾燥
夏場はあまり気にならないけど、冬になると肌が粉を吹き、手指のパックリ割れが酷くなります。
・粘膜の乾燥
鼻の穴が乾燥して吹き出物が。触ると痛いやつです。
ドライアイが酷く、白目が凸凹になって常に目がゴロゴロする感じ。じんじん痛むことも。
・爪の変化
爪が薄くなり、すぐに割れたり欠けたりします。つい爪切りで深爪しちゃう。素手でプルタブ開けられなくなりました。縦縞も目立ちます。
・髪の変化
タグリッソ開始から半年後くらいに、一時抜け毛が凄く増え、全体の5分の1くらい抜けたところでおさまりました。その後生えてきた髪は縮れ・うねりが凄い。
・聴力の低下
人の声が聞き取りづらく、聞き返すことが増えました。戯れにYouTube等でよくある「耳年齢チェック」をやってみたら、7,000Hzあたりからもう聞こえなくてショック!
化学放射線療法後の分子標的薬なので、タグリッソだけの影響とは言い切れないものもありますし、もっと言えば「加齢のせいでは?」ってのも…(汗)※コケ子は50代前半です
こうして挙げてみると結構なにかしらあるなって感じがしますが、それほどツライものはなく、ごく普通に暮らせています。ありがたいです!
コメント
コメント一覧 (2件)
あなたのブログに出会ったきっかけ、やはり、肺ガンと言うWordです。旦那さんが肺ガンステージ4の診断で明日大きな病院で色々見てもらいます。とても勇気付けられました。ありがとうございます。死刑宣告されるかもと、今凄くしんどいけど、少し希望が湧いてきました。あなたより遥かに歳上なのに不甲斐ないです。又読ませていただきます。
はじめまして!ブログを見てくださり、コメントいただけて嬉しいです。ありがとうございます!
旦那様に肺がんが見つかったのですね……お気持ちお察しいたします。
今は良い薬や治療法が様々あり、5年どころか10年生存率の統計も取れる時代になりました。
ご主人にあった治療が見つかり、末長くお元気で過ごせるよう、心よりお祈りいたします。
私もまずは10年目指してがんばります!