治験薬15回目（2024年12月2日）

肺がん治療開始から8年6ヶ月が経つコケ子です。

2018年から5年間お世話になったタグリッソとお別れし、2023年10月からEGFRとMET両方の遺伝子変異に作用する薬剤の治験に参加しています。

初回投与：2023/10/23（月）※4泊5日の入院
2回目：11/13（月）
×3回目：12/4（月）※4泊5日の入院予定が好中球が足りずスキップ
3回目：12/25（月）
4回目：2024/1/15（月）初ジーラスタ
5回目：2/5（月）
6回目：2/26（月）ジーラスタ
7回目：3/18（月）
8回目：4/8（月）
×9回目：4/29（月）※祭日で病院が休みのためスキップ
9回目：5/20（月）
×10回目：6/10（月）※好中球が足りずスキップ
10回目：7/1（月）
×11回目：7/22（月）※好中球が足りず3日後に延期
11回目：7/25（木）
12回目：8/16（金）
13回目：9/9（月）
×14回目：9/30（月）※好中球が足りずスキップ
14回目：10/21（月）
×15回目：11/11（月）※好中球が足りずスキップ
15回目：12/2（月）ジーラスタ←今ココ

私にしては珍しく、ジーラスタを使うことに！その理由は……？

治験コーディネーターさんと

実はコケ子、先週初めに風邪をひいてしまい、近所の発熱外来で検査してもらったのです。結果はコロナもインフルエンザも陰性で、本日病院内に入ることができたのですけど。

万一コロナだった場合は病院の決まりで10日間立ち入れないため、治験薬投与はもとより各種検査ができず、そうした場合治験脱落になってしまうのでしょうか……？

治験コーディネーター（CRC）さんとの面談の際に聞いてみたところ、「検査できなくても1回くらいなら脱落にはなりませんよ〜」とのことで、ホッとしました。

バイタル測定や今日の流れ再確認等が終わった後、「実はご提案というかお願いというか……」とCRCさん。

年末年始に病院が休みになるため、その前後に外来の治療室が非常に混み合い、次回12/23（月）は入れるけれど24日以降はすでにいっぱいで、23日に投与NGだと数日延期ができない→スキップになる、とのこと。

さらにその次の1月の投与予定週（13日が祝日の週）の外来治療室もいっぱいで、この週はどの日もキャンセルが出ない限り入れないんだそう。

なので2回連続スキップにならないよう、

• 本日ジーラスタを使用して12/23（月）に確実に投与し、1/14（火）の週をスキップ
• 1/14（火）〜16（木）のどこかで入院し、病棟で投与を受ける

という手が考えられます、とCRCさん。

ジーラスタを使わなくても12/23に投与できる可能性は無くはないけど、このところスキップ後に投与するとガッツリ骨髄抑制がおきちゃって、3週後に好中球数が戻りきらなかったからなぁ……

「先生とも相談して決めてくださいね」と申し訳なさそうなCRCさんに送り出されて、各種検査へGo〜！

診察とスケジュール相談

検査後診察室へ。

というわけで、本日久々のジーラスタボディーポッド装着決定！

先生と相談というより、私のやりたいように決めさせてもらっただけですが……本来必要でもないのに入院したくないし、これが最も現実的な方法かなと思ったので。

血液検査の結果：風邪の影響

血液検査で正常範囲からはみ出した項目は以下の通り。

ALB（アルブミン）　3.8Low
A/G比（アルブミン/グロブリン比）　1.27Low
T-Bil（総ビリルビン）　0.3Low
Na（ナトリウム）　146High
重炭酸塩　26.2High
CRP（C反応性蛋白）　1.51High
RBC（赤血球数）　357Low
MCV（平均赤血球容積）　102.5High
MCH（平均赤血球ヘモグロビン量）　33.3High
NEUTRO％（好中球）　65.6High
LYMPH％（リンパ球）　22.6Low
MONO％（単球）　9.0High
Fbg（フィブリノゲン）　543High

うわ。風邪の影響モロ出てる！！

CRPたっか！炎症起きてる最中ってことですね。

フィブリノゲンも感染症で高値を示すらしいし。

何より、好中球がすごい。割合65.6％も高いけど、数が……41.0もあった！！（投与に必要な数値は10）

細菌を退治するために増えに増えた好中球ちゃん。つまり、私の風邪は細菌性だったんですね（=ウィルス性ではない）。

だとするとマイコプラズマ？溶連菌？と心配になり検索してみましたが、いずれも私とは症状が異なるので、流行には乗れていなかったみたい。

さて。気になる腫瘍マーカーはCEA2.8。3週間前は2.9だったので微減！1回スキップしたのに微減！！。踏みとどまっている！

もう一つの腫瘍マーカーシフラはプリントに載っていませんでした。診察時に結果が間に合わなかったみたいです。

無事投与終了、今後の予定

待ち時間は外に出て近くの公園へ。お散歩日和で気持ちいい！紅葉が見頃です。

治験薬投与もジーラスタボディーポッドの装着もおかげさまで無事終了。

ジーラスタは翌3日の18時頃自動注入されるので、薬液が漏れたり最後まで投与しきれていない状態だったりしないか確認した後、自分で針を抜き（ちょっとコワイ）、本体を腹からひっぺがします。

次回通院は3週後の12/23（月）。ジーラスタが効いて好中球ちゃんが足りてますように。