肺がん治療開始から今月で8年2ヶ月が経つコケ子です。
2023年10月からスタートした治験薬で脱毛し、人生初のウィッグ生活を満喫中です。
抜けるとわかっている治療の際に、あらかじめ髪を切ったり丸刈りにしたりするかどうか、悩まれた方は多いと思います。私もちょっと迷いました。
けれど私の場合、日本人参加者が極めて少ない第I相試験ということもあり、「抜けないかもしれないじゃ〜ん」と希望的観測から事前に手を打つことはしませんでした。
脱毛が始まってからも一気に抜けていくわけではなかったため、「どこまで踏みとどまれるのか見てみたいな」との興味本位から、自然に任せることに。
コケ子のウィッグ事情
そして私のウィッグのかぶり方も、髪を刈らなかった理由の1つとなっています。
コケ子は頭がでかいのです!
なので、インナーキャップを装着できません!ウィッグ買うとついてくる網状のネットとか、ストッキングっぽいやつとか、水泳帽みたいなやつとか……
アレらをかぶるとめっっっちゃ食い込んで頭痛に耐えられませんの!!
なので直接ウィッグをかぶっちゃうスタイルに落ち着きました。
ズレ防止のためにウィッグの内側にクリップをつけ(あらかじめついているものもあります)、踏みとどまった地毛に留めるのです。
前髪が残っていた時期はおでこ側のクリップも活用していたんですが、やがて前髪はほぼなくなり……
襟足の髪を纏めて、そのわしゃわしゃしたところに後頭部側のクリップだけを留めるようになりました。
どこか1ヶ所でも留まっていれば、馬術競技会の時など安心でしたね〜。
抜け切らないうちに生えてきた
治験開始から半年も過ぎると、まだ頑張っている髪も風前の灯、ほぼハゲ頭なのにところどころ長い髪があるのが妖怪っぽくなってきました。
趣味のサ活(サウナ活動)で温浴施設に行った際、うっかりこの頭を見てしまった子供さんが怖くて泣いてしまうかもしれない……(大汗)
そろそろ丸刈りにしたほうが潔いかもな〜と考え始めた頃、同じ治療中にもかかわらず、なぜか毛が生え始めたーー!えっなんで!?
気づいたのが5月末くらいで、8月現在、新たに生えた頭髪は1.5cm〜2cmくらいに伸びました。
つやつやした肌色の頭皮にところどころ長めの髪が生えている妖怪スタイルから、何か表現したいことがあるのかもしれない(?)超個性派スタイルに変貌したのです!
これはもう、短い髪に合わせて長い髪をカットしたほうが、諸々ラクになるんじゃないかな!?
切りました
長い部分を切りたいなとは思うものの、美容院に行くとなると……うう〜ん(汗)
脱毛前に行っていた美容院は髪質改善系で、縮毛矯正とトリートメントのついでにカットをお願いしていたので、まだお世話になるのは無理無理無理ィ〜〜
悩んだ末、今回は自分でカットすることにしました!
まだ脱ウィッグには至らないので、もみあげや襟足を少し長めに残して産毛ふうに馴染むようにします。
今まで踏みとどまってくれた髪の毛ちゃん、本当にありがとう!今後ともよろしくね!
カット後はこんな感じ。
きっちり揃っていないのであまり格好良くはありませんが、子供さんが怖くて泣いちゃうってことはなくなったと思います。
夫も「イオナのCMみたいだね」と褒めてくれました(わからない方は「横顔のバーバラ」で検索してみてね)。
めっちゃ楽
さて、カット後の日常生活ですが。
超絶らくちんになりましたーーー!!
頭を洗う際、コンディショナーしないで済む!ドライヤーも一切不要!
うっかり素の状態でベランダに出たり、宅配の荷物を受け取りに行ってしまったとしても、「超ベリーショートの女性」と言えなくもない!
なお、カットしたことによりウィッグを留めるピンは使えなくなりましたが、ズレちゃって不安ということは今のところないですね……(ホッ)
一番ズレそうなのは馬術競技会の時なのですが(ウィッグの上にウエスタンハットをかぶる)、次回出場予定は10月なので検証はその時に、かな。
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